【第1話】髪を生やす冒険の旅へ!

母「起きなさい、起きなさい坊や。王様が呼んでますよ。」

・・・

・・

勇者「むにゃ、むにゃあと5分・・・」

母「起きなさい、このハゲ!!」

バシン!

勇者は平手打ちを食らった。5のダメージを受けた

・・・

・・

勇者「はっ!母さんおはよう!えっ?王様が呼んでる?って今僕の事ハゲって言わなかった?」

母「気のせいよ。そうよ王様が呼んでるわよ。何でか聞いたけど教えてくれなかったわ。あなただけに直接伝えたいそうよ。」

勇者「そっか。まぁ大した話しじゃないだろうな。とりあえず行ってみるよ。」

母「うん、よろしくね。」

 

こうして勇者は王様の元へ向かった。

・・・

・・

アリアッハーーンの城内、玉座の間

 

 

王様「おー!よく来た勇者よ!」

勇者「どうしましたか?王様?ゲームの相手なら城内の人とやったらいいじゃないですか。」

王様「バカ者!今日はスマブラの相手をしてほしくて呼んだのではない。大事な話があるんじゃ。」

勇者「王様が大事な話なんて・・・!まさか魔王が世界を滅ぼそうとしてるんじゃ!?」

王様「おほん!魔王ではない。じゃがそれぐらい強大な魔物じゃ。もしかしたら世界も滅ぼしかねない、恐ろしい魔物じゃ。」

勇者「そうなんですね!僕、戦いますよ!世界の平和を脅かす奴は許さない!」

王様「そうか!ありがたい!さすがオルテンガの息子じゃ!」

勇者「はい!」

王様「では早速じゃが、これを見てくれ。」

・・・

・・

勇者「・・・王様、頭をこっちに向けて何を見ればいいのですか?」

王様「バカ者!この重大な問題がお前には分からないのか!お前も最近進行してるだろ!薄毛じゃ!ワシの頭がハゲ散らかしてきてるのじゃ!」

勇者「・・・はぁ、確かに僕も抜け毛が枕に落ちてるのを見ますが、鏡を見たらそこまで以前と変わらないですよ。王様は~そうですね、確かにハゲ散らかしてますね。」

王様「ストレートに言うな!自虐ではハゲと言えても、人から言われると心に傷が残るんじゃ!・・・そう、ワシはAGAという魔物と闘っているのじゃ。」

勇者「A・G・A?」

王様「そうAGAじゃ。この魔物は特に男性の頭を狙って攻撃してくるのじゃ。人間が生まれてから、今までずっとこの魔物は生きておる。今まで何千年もの間生き続け、わしら人類を脅かしているのじゃ。」

勇者「そうなんですか!?人間の脳にも攻撃してくるんですか!?」

王様「いや、脳は攻撃せん。攻撃は髪を抜くことじゃ。」

勇者「・・・それぐらいなら、放っておけばいいじゃないですか。」

王様「馬鹿モン!お前はワシと比べたら髪があるから、そんなことが言えるんじゃ!ワシは元々ハンサムだったんじゃ。それが髪が薄くなったことで、城下町の女の子たちはワシの髪頭を見てクスクス笑っておる。仲が良かったドロシーちゃんやヘレンちゃんも最近は冷たくなってしもうた・・・ワシは昔の自分に戻りたいんじゃ!女の子からモテたいんじゃ!」

勇者「・・・」

王様「・・・(しもうた、つい本音を言ってしまった)・・・オホン!・・・勇者よ。このAGAは人間の心に巣食う闇じゃ。あんな純粋じゃったワシがここまで取り乱すくらいの魔物なんじゃ。」

勇者「・・・」

王様「これはワシだけでなく、世界の男性にも襲いかっておる。少数だが女性にもいる。みんなが抱えている心の闇をやっつけてくれないじゃろうか。勇者よ、お前ならきっとAGAを倒せる方法を探し出してくれると信じておる。」

勇者「・・・」

王様「もし、AGAを倒せる方法を見つけてくれたら、お礼に100万ゴールドをあげよう。」

勇者「えっ!?100万ゴールドも!?いいんですか!?」

王様「・・・(現金なヤツじゃな・・・)い、いいぞ。(ワシもっといっぱい持ってるし)」

勇者「やったーー!それじゃあAGAを倒す旅に行ってきますね!」

王様「おい!勇者よ!・・・・・・早っ!もう行ってしもうたわい。」

 

 

こうして勇者はAGAという魔物を倒す冒険の旅に出ました。この先どんな展開が待ち受けているのでしょうか。

つづく

 

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